感想

『二月の勝者』受験戦争に関わる人々

2021年10月16日放送スタートのドラマ『二月の勝者』面白いですよね。

冬になると受験シーズン到来ですし、我がことのように見ているご家庭も多いかもしれませんね。

まだまだドラマはスタートしたばかりなので、黒木蔵人の教え子たちの結果は分かりませんが、私は全員が第一志望校に入れるとは思っていません。

色々な結果があって、そこに至るまでの人間ドラマやリアルな現実が描かれた作品だと思っているからです。

 

2021年春ドラマ『ドラゴン桜』では、東京大学を受験する高校生の姿が描かれていました。

『ドラゴン桜』では桜木が受験生に『お前らはどうしたいんだ』『自分で決めろ』と連発していました。

大学受験だと『浪人』という選択肢もありますが、今回はそうはいきません。

第一志望が無理だった場合も考えなければなりませんが、受験生本人はまだ12歳の子供なので世の中の事を把握しているわけではないし情報力や判断力もまだまだ半人前です。

そこで、受験生の親にもフォーカスされているんです。

  • 母親ばかりが熱くなっていて、父親が無関心であるパターン
  • 父親が高学歴で独自の勉強方法を子供に押し付けるパターン
  • 家系を圧迫する教育費に頭を抱える家庭のパターン

様々なケースがリアリルに描かれていそうで興味深いです。

『二月の勝者』は一言に『中学受験』といっても、受験生本人の心理描写だけにフォーカスされていないのが特徴的で、親の心理や子供とのかかわり方、各家庭の経済状況などリアルな数字が出ているので面白そうです。

 

そんな受験生を金脈、親をスポンサーとストレートで営利的な表現をしているところも刺激的ですね。

私が『二月の勝者』を見ようと決めたのは、このフレーズに興味を持ったからでした。

いくら綺麗ごとをいったところで、実際予備校なのだから営利目的です。

もちろん、人間ドラマがあることは否定していませんよ。

黒木蔵人の営利的な発言も含め、最終的にそれぞれの結果を講師、予備校、受験生、受験生の親がどのように消化するのか、最後まで楽しみたいと思います。